科学部生物班では水槽をいくつか置いていますが、このたび新しい仲間が加わりました。
まず、マナマズ(ナマズ目ナマズ属 ニホンナマズとも)です。頭部が平べったく、口ひげが特徴です。連日の暑さでおとなしくしていますが、とても食欲旺盛です。餌は生きたミミズを与えています。
次に、ウナギ(ウナギ目ウナギ属 ニホンウナギとも)です。現在は体長5cmくらいで、半透明からやや白っぽくなっており、レプトケファルスを過ぎ、シラスウナギの段階と考えられます。
今後、これらを飼育しながら、生態や行動について実験したいと考えています。
科学部化学班3年次生は3年間の活動の集大成として、水質調査の実験に取り組みました。
1、3年合同男子チームは硬度の測定(EDTAによるキレート滴定)に取り組みました。1年次生にとっては初めての実験でしたが、3年次生の熱心な指導により実験やデータ処理に取り組むことができました。4種類のミネラルウォーターの全硬度、Ca2+量、Mg2+量を算出しましたが、いずれも理論値に近い値が得られました。
3年女子チームは吸光度測定によるイオン量の決定(NO3-、NH4+、SO42-、PO43-の測定)に取り組みました。例年、島田川の水質調査で行う分光光度計での測定に加え、屋久島研修で使用したピコスコープでの測定も行いました。その結果、イオン種によって分光光度計とピコスコープを使い分ける必要があることがわかり、検量線の作成および試料溶液中のイオン量の決定を行うことができました。
今後それぞれのグループでポスターを作成し、理科棟に掲示する予定です。ぜひご覧ください。
7月10日(金)にやまぐちドローン操友会の木ノ切様、篠原様、三分一様を講師にお招きしてSSH先端科学講座「ドローンな科学」を実施し、本校1,2年次生徒二十数名が参加しました。あいにくの雨で外での実演はできませんでしたが、ドリカムルームには大小様々なドローンが展示され、小型ドローンを使った実演と講義が行われました。数百万円もするドローン(!)の大きなサイズにはびっくりしました。ドローンの動作や仕組み、法律的な制限や活用方法などの多方面からの講義に加えて、全員がドローンの操縦を楽しみ、あっという間の1時間でした。講座終了後も何人もの興味を持った生徒による質疑や操縦体験が行われ、講師の方ととても楽しい時間を過ごすことができました。「ドローンを初めて触って感動した」「科学部で研究してみたい」などの感想があり、外部講師をお招きした久しぶりの講座に大きな手応えを感じました。
