SSH島田川水質調査

島田川水質調査とは

 島田川は徳山高校のある周南地域の水源で、流域は山口県東部全体に拡がっています。徳山高校では、昭和58 年から35 年以上、化学分野の課題研究として島田川の水質調査を実施してきました。単に水質といっても多面的な見方があり、調査項目は実に9項目にも及びます。島田川の上流から下流までの17地点について9項目を徹底して調べます。授業時間の関係上、採水は教員で行いますが、実験の理解、実験準備、実験、後片付け、レポート作成は生徒が丸1ヶ月かけて行います。

 この一連の実験を通じて、化学の深い理解や実験技術の習得の他、地域資源や環境についての興味関心の向上等を図ります。実験の日は特別時間割を編成し、朝から夕方まで連続して化学実験を行うことになります。まさに「化学の修行」の場であり、徳山高校の伝統行事となっています。実験後の生徒の感想文には、「今までで一番難しかった実験で事前理解にかなりの時間がかかった」「膨大な量の実験のため、他人と協力するスキルが上がった」とある一方で、「実験後はヘトヘトになった。二度とやりたくない」など、正直な思いも書かれてあります。

 「徳山高校生が地域の水資源を守っている」
 地域の方からお聞きした言葉です。35年以上蓄積したデータは、水資源の長期的な変遷を表しており、徳山高校および地域の財産となっています。徳山高校は、これからもこうした伝統を大切にしつつ、地域に貢献できる教育活動を継続します。
 
 
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冊子「島田川水質調査実験書」

 35年間の実践で「島田川水質調査」は、調査項目を徐々に増やしつつ、実験方法もより安全なものに変えてきました。そこで、35年目を記念して、各調査項目の実験手法やノウハウ、データ等を冊子「島田川水質調査実験書」としてまとめ、広く公開することにしました。
 学校における水質調査や環境教育等にぜひご利用ください。
 
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New! 冊子「島田川水質調査」(PDF)
 

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